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存在しないものを想像する

一つ目

進化のとても早い段階から、私たち人間は世界が単なる事実(現代で
言う「データ」)だけから成り立っているおではないと知っていた。
多数の事実はつなぎ合わせることができ、また事実と事実の間には
複雑な因果関係が存在すると知っていたのだ。

二つ目

私たちの知識の大部分は、単なる事実ではなく、因果関係による
説明からなっていること。そして、この因果関係による説明こそ
が人工知能の基礎になるべきだということ

三つ目

ただ事実を受け入れるだけの存在から因果関係を説明する存在
への移行は、徐々に起きたのではないこと。
その移行は、「知識の木の実」のような外部からの後押しを必要
とする飛躍だった。これは「因果のはしご」を理論面から観察した
結果と完全に一致する。