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英語ー並べる注意

並べる

英語で2つ以上のものを並べていうときは、A ,B ,C and
D というように最後にだけand をつけることはよく知られています。
この並列構造(listing/parallelism)は、特に日本語からみて英語の体質
を示す大きな特徴の一つです。
ここで、A ,B ,C,Dは、まず文法上形が揃っていなければなりません。
形としては、単語でも、句や節、あるいはセンテンスでもなんでもよい
のですが、形ばかりでなく意味も同質である必要があります。

同質というのは、Aが地名なら後の三つも地名でなければならない
ということです。
Boston, New YORK, フィラデルフィヤやワシントンのように
この場合はいずれも都市名であり、北から並んでいます。
じつは、ニューヨークは市と州があり、ワシントンは首都である
Washington D.C と太平洋岸のワシントン州がありますが、ボストン
もフィラデルフィアも都市、北から並んでいることからそれぞれ

New York City であり、Wasinton D.C であることが自ら明らかに
なります。

ところが

この並列構文は日本語の性質に馴染まないです。日本語では
文章で同形あるいは同質のものを羅列する。ということにむしろ
抵抗があります。同じ形を繰り返すと単調に聞こえるからです。
日本語では羅列を避けます。羅列という言葉事態、否定的なニュアンス
があります。