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だれが、相続するか

儒学の影響

日本には室町時代の後醍醐天皇の治世の際に、宋学と言う儒教
が入っていますが、本格的に儒学が入ってきたのは江戸時代で
す。儒学の教えが広がることで、親孝行や長男が相続する
長子相続が一般的になる。

江戸時代以前は

日本では長子相続は必ずしも行われていませんでした。
鎌倉幕府を開いた源頼朝は三男ですが、彼は母親の身分が
高っかったので、生まれた時から跡取りだと決められていまし
た。
このような事情で、当時は兄でなく弟が家を継ぐことも頻繁に
起こっています。つまり、江戸時代以降の「長男が偉い」と
言う考えかたは、あくまで儒学の影響だとkanng得られます。

外国では

ヨーロッパの王室では、男女の性別を問わず最初に生まれて
きた人が王になります。これは儒学にはない「最初に生まれて
きたものを重んじる」という思想です。
放牧などを生業とする放牧民の場合は、長子相続と全く逆の、
未子相続が採用されています。
跡取りになるのは最後に生まれた末っ子です。上の子たちは
成人に達すると、親の持つ羊などの家畜を分けてもらい、
次々と独立して行きます。
そして、最後に残った子供が、両親と一緒に住み、残った
財産をもらう。