1. TOP
  2. 思考力
  3. コミニュケーションギャップの解消

コミニュケーションギャップの解消

メカニズム

コミュニケーションギャップの根本原因は
「私たち一人ひとりの経験や知識、あるいは思考回路が
異なることによって、「違うものを見ていることに
気づいてない」ことである
横の要素
知識や経験の違いによる認識の違いです。
女性と男性、年代、職業、出身地などの違いは、「住んでる
世界」をかえるので、何らかの」判断をするための材料が
違います。「人は皆こうである、、、」という話をするにも
各人は自分の経験したことを判断材料とせざるをい得ませ。
自分の見ている世界が実際には、「ほんの一部」であるにも
関わらず、それを全体だと思い込んでしまうという人間の認識
バイアスによって、お互い「自分が正しい」と思ってしまう
ことが、意見の違いとなる。
横のギャップは比較的わかりやすいが、わかりにくいのが縦
の要素の違いです。

総論賛成各論反対のメカニズム

例えば「税金の無駄遣いはやめよう」という方針に
反対する人はいませんが、いざ削られる予算が自分に
関係すること(高齢者にとって医療、若年者やその親
世代にとっての教育、地方在住者にとっての地方活性化など)
になったとたんに、「それは話がおかしい」ということになる
抽象とは、「話を都合の良いように切り取ること」
世の「公平」に関する議論も、同様の構図です。
「教育の機会を公平に」とか「公平な評価システムを
作るべきだ」などという方針に反対する人はいませんが、
そこでは各自の都合の良い勝手な解釈が行われています。
そして大抵の場合は「不利益を被っている自分のために制度
が改革される」と思うので、これに対しては「大賛成」となる
わけですが、実際に具体索が出て、利益を被るのが他人だと分
かった瞬間に「公平でない」ということで「大反対」という
話になるのです。
具体索を示せば反対が続出するとわかっている施設を実行する
際に、世の為政者や経営者はこのメカニズムを巧に利用する
「お互いに強みを掛けあわせ、弱みを補完しあってシナジーを
出しましょう。」に反対する人はいないわけですが、実際に
施作が具体化される過程で、「2社に存在する同部門を統合し
た部長は誰がなるのか?とか二人のうち一人の仕事がなくなる
などに直面したとたんに、大反対が巻き起こるのです。