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堅守、名古屋

名古屋

名古屋のボール支配率は35%だった。ほとんどの時間、ボールを支配
し攻め続けて敗れた横浜Mマスカット監督が「分析するのは難しい試合」
と困惑したのも無理はない。勝ったフィッツカデンティ監督はどこ吹く風だ。
「うけるところは受け切って、ここから先は好きにやらせない。その一線を
うまく引けた」ボランチの稲垣も「重心をうまくコントロールしながら戦えた」
相手の怒涛の攻めは織り込み済み。
12分にCKから中谷が執念深く先制し、後半開始早々にはこの夏、加入した
ばかりのシュビルツォクが追加点をもたらした。GKとの1対1を冷静に処理した
ポーランド代表FWも見事なら、オフサイドの位置にいた前田が死んだフリでパス
をやり過ごし、その後、猛然とプレスをかけてDFのミスを誘った頭脳プレー
にも0.5点を与ていい。これで名古屋は10戦無敗。
打たせながらカウンターを決めるスタイルに、シュビルツォクという絶好の
ピースがはまった。