多様性の必要
アメリカの共和党にも同じことが起きている
かつての共和党はじつに豊な混合文化だった。
- セオドア・ルーズベルト大統領のもとで国立公園のような多様性維持の発想を生み
- ニクソン大統領のもとで環境保護局と大気・水質浄化法を生み
- ロナルドレーガーン大統領のもとで画期的な核兵器制限とオゾンをふさぐためのモントリオール議定書を生み
- ジョージ・H・w・ブッシュ大統領のもとで酸性雨を抑制するためのキャップ&トレードを生んだ
- マサチュウセッツ州知事ミット・ロムニーのもとで市場ベースの医療改革を生んだ
共和党は何十年ものあいだ、北部のリベラルな民主党員や、南部と西部の保守派と、多元的に共存し融合してきた。
しかし最近は
ティーパーティなどの超保守勢力や、化石燃料会社や石油ビリオネアを主な資金源とする勢力が、かつては豊だった共和党の混合文化を一掃して、病的な考え方に強い影響を受けやすい単一文化に染めようとしている。
- 気候変動はでっちあげ
- 進化論は嘘
- 移民改革は必要ない
と彼らは主張している。
そいったすべてが、共和党の基盤を弱め、ドナルド・トランプのような侵略種が庭園に深く侵入する経路を作ってしまった。