レオン・メギンソン

たしかに、変化は自然の基本法則だ。しかし、それらの変化は、個人や機構がさまざまな面で影響をあたえる時の流れによって作られる。

ダーウィンの「種の起源」に寄れば、生延びるのはもっとも知的な種ではなく、最強の種でもない。みずからが置かれた変化する環境に、順応して調整するのがもっとも得意な種が生き延びる。

この理論を、個体としての私たちに当てはめるなら、生きのびることができる文明は、それが置かれている物理的、社会的、政治的、倫理的、宗教的な環境の変化に適応できる文明であると言える。