全体を測る事が出来ないので、一部だけを使っている
一部から求めた数値が正確なのかどうかは、調べようがない
そもそも全体を調べることができないからです
しかし、恐らくは正確に一致することはないでしょう。
先回での例でいうと、１５００万を超える世帯の視聴率がちょうど８％である可能性はゼロに近いです
統計学では調査対象となる集団を母集団(population)といいます
これに対して、母集団から抽出した一部の集団を標本(sample)という
母集団のサイズに比べると、標本のサイズは圧倒的に小さいの普通
標本から数値は「当たらずといえど遠からず」
標本から求めた数値につては、たとえば次のように報告すべきだった
「本当の視聴率は９５％の確率で５％から１１％の間にある」
これは視聴率が１０％の場合もありうるといっているので、広告打ち切りを決定するのは
性急ということになります。しかも、その確率は９５％であるという確率的な判断まで追加しています。
どうして標本から求めた８％という数値から、このような報告ができるのか
それは標本から求めた数値がが、ある確率分布にしたがうことがわかっているからです。
データーと確率分布との関係を探り、その関係を利用して
データを分析するのが統計解析です。